ITと製造業の間で呻く

組込み系元SEの呻き

それって本当に新規事業ですか?

よく幹部が寝言のように新規事業、新規事業と連呼して
その部下がやらされてる感満載で新規事業という名の何かを
作ることがあります。
 
そんな中で受託開発をやっている会社にありがちなのが
新規事業と言いながら全然新規”事業”じゃないケース
 
実態は既存の受託開発事業なのですが
主に受託する対象を変えるか言い方を変えて
新規事業と言ってるケースが多いように思います。
 
例)
世の中でビッグデータが流行っているらしい
新規事業ビッグデータソリューション!
実態はBUZZワードを使った、受託開発の提案
 
IoTが世の中で流行っているらしい
新規事業!IoT端末ソフトウェア開発!
実態はデバイスドライバ、OS、などの受託開発
 
本当の意味で”新規”事業というのは
受託開発をやっていた会社が
パッケージ販売を開始するとかを指すのですが、
なぜだかソフトウェア受託業界では
新規事業とは新規ジャンル(厳密に言うと言葉が新しくて中身は同じ)を
ターゲットに注力して受注活動を行うことを指していることが多いようです。
 
背景にあるのは、上位層が受託開発一辺倒で
これまで経験を積んできたので、事業開発の経験がない。
そのため、部下に新規事業開発の具体的な指示が出せない。
 
部下は部下でこれまた受託開発一辺倒なので
事業開発は経験がなく具体的に何をすればよいかわからない。
 
結果、なんとなくこれまでの慣習に従い
新規事業という名の全然新規じゃない受託開発事業
適当なBUZZワードを練り込んだ何かが出来上がる
という感じでしょうか?
 

 

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