ITと製造業の間で呻く

組込み系元SEの呻き

2015年秋試験ネットワークスペシャリスト合格発表

12月18日の正午に恐る恐るIPAのホームページにアクセスし

成績照会しました。

結果は?

 

無事合格!

 

昨年秋のITストラテジスト

今年春のプロジェクトマネージャに続き3連勝です。

 

この3つを受けて一番難しいと感じたのは

ネットワークスペシャリストです。

 

ITストラテジストとプロジェクトマネージャは

午後IIが小論文で、各立場の考え方、片付けるべき仕事を

理解できればそれほど勉強時間は裂く必要は無いと考えています。

 

逆に午後IIが記述式のスペシャリスト系は

各立場の考え方や片付けるべき仕事を理解することに加え

ある程度暗記(用語とか)をする必要があり

結構大変でした。

 

個人的に情報処理技術者試験に限らず

大抵の資格試験は各試験が想定する立場で解決すべき主要課題は何か

それはどのような考え方で解決すべきかを理解すれば

合格水準に立てるのではないかと考えています。

 

私の勉強方ですが、論文系とスペシャリスト系で少し違います。

このあたりを次回にでもご紹介したいと思います。

 

 

 

自分のため

結局何をするのも自分のためなんだと思う。
会社で評価されないから腐るとか、仕事してないあいつのほうが先に出世するから腐るとか。
言われたことしかやらないとか、+αの努力をめんどくさがるとか否定しない。
 
ただ自分のためにならないだけ。
大人になると誰も尻を叩いて頑張れなんて言ってくれない。
自分で気づいてやるしかない。
 
大企業に入ったら一生安泰な時代ならそれもいいけど、
5年、10年、20年先にどうなってるかわからない世界
本当にそれでいいんだろうか?
 
老後のために貯金するのよりも
努力して自分の経験値をためレベルを上げていくことのほうが
価値があるんじゃないだろうか。
お金はいつか結果としてついてくる。
そして、一度得られた自分の能力はだまし取られたり、
そう簡単に無くしたりすることは無いと思う。
 
だから、自己満足にしかならない努力を続ける。
努力は誰も評価してくれないし
評価なんて最後までされない。
それでも人の倍努力して経験を積めばきっと未来は開ける
そう信じ居ている。

情報処理技術者試験の価値

遅ればせながら秋試験はネットワークスペシャリストを受けてきました。
 
なんで今更?という意見もありますが
ネットワークの世界は進歩が激しく、VLANなんてのは当たり前だし
SDNなんかも一般的になりそうなので
ここはひとつ自分の知識をアップデートするために受験しました。
 
もはや受かっても受からなくてもあんまり意味はないのですがw
 
改めて最近感じている情報処理技術者試験の価値ですが
過去問=事例集なんですね。
 
普段、事例ってあんまり真剣に読み込まないし
大事なことって書いてなかったりするんですが
試験勉強で午後問題を解くっていうのは
実は各区分の事例を読み込むってことなんだと思うのです。
 
これ、何がいいかって各立場で嵌りそうなことを疑似体験できるし
各立場の人が何やってるかを知ることができるんです。
よく、「組織と組織の接着剤の役割」とかいう言葉も出てきますが
自分の立場と隣接するような資格試験の勉強をすると
自分ののり代みたいなのが成長するんじゃないかなと思っています。
 
 

それ本当にやってみないとわからないんですか?

よく「やってみないとわからない」から
まずは作ってみたい、やってみたい。とかいう話を聞く。
 
しかし、それは本当にやってみないとわからないのか?
 
シミュレーションしてシミュレーションして
考え抜いて、いろんな人に確認した結果
「やってみないとわからない」
という結論に達したのか?
 
実際はそうでもなく、とにかく自分の知ってる範囲
思いついた範囲では「やってみないとわからない」
ということでやってみてるケースが多いのではないだろうか?
 
初代ドイツ帝国宰相ビスマルクはこんな言葉を残している
 
愚者は経験に学び、賢者歴史に学ぶ。
 
愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。
私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。(直訳)
 
Wikipediaより
 
私はこの直訳バージョンの方が分かりやすくていいかなと思う。
 

 

成功するイノベーションはなにが違うのか? (Harvard Business Review Press)

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ビジネスロードテスト 新規事業を成功に導く7つの条件

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それって本当に新規事業ですか?

よく幹部が寝言のように新規事業、新規事業と連呼して
その部下がやらされてる感満載で新規事業という名の何かを
作ることがあります。
 
そんな中で受託開発をやっている会社にありがちなのが
新規事業と言いながら全然新規”事業”じゃないケース
 
実態は既存の受託開発事業なのですが
主に受託する対象を変えるか言い方を変えて
新規事業と言ってるケースが多いように思います。
 
例)
世の中でビッグデータが流行っているらしい
新規事業ビッグデータソリューション!
実態はBUZZワードを使った、受託開発の提案
 
IoTが世の中で流行っているらしい
新規事業!IoT端末ソフトウェア開発!
実態はデバイスドライバ、OS、などの受託開発
 
本当の意味で”新規”事業というのは
受託開発をやっていた会社が
パッケージ販売を開始するとかを指すのですが、
なぜだかソフトウェア受託業界では
新規事業とは新規ジャンル(厳密に言うと言葉が新しくて中身は同じ)を
ターゲットに注力して受注活動を行うことを指していることが多いようです。
 
背景にあるのは、上位層が受託開発一辺倒で
これまで経験を積んできたので、事業開発の経験がない。
そのため、部下に新規事業開発の具体的な指示が出せない。
 
部下は部下でこれまた受託開発一辺倒なので
事業開発は経験がなく具体的に何をすればよいかわからない。
 
結果、なんとなくこれまでの慣習に従い
新規事業という名の全然新規じゃない受託開発事業
適当なBUZZワードを練り込んだ何かが出来上がる
という感じでしょうか?
 

 

ビジネスロードテスト 新規事業を成功に導く7つの条件

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新規事業立ち上げの教科書  ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル

新規事業立ち上げの教科書 ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル

 

 

 

新規事業がうまくいかない理由

新規事業がうまくいかない理由

 

 

平成27年度春試験合格発表(プロジェクトマネージャ)

ドキドキしなが迎えた6月19日

 
お昼休みに恐る恐るIPAのHPにアクセスして
成績照会した結果
 
無事に「合格」となりました。
運が良かったのかプロマネらしいプロマネの実務経験もないまま一発合格です。
これでITストラテジストに続き高度区分2科目目Getです。
 
あと目標のいくつかの試験を取れば一旦情報処理技術者試験は卒業して
技術士中小企業診断士を目指したいと思います。
(コンプリートしたい思いもありますが、
    コンプリート事態に意味がないのでやりません)
 
資格試験には合格しましたが
プロジェクトマネージメントについてはようやく
スタートラインに立った程度だと考えています。
 
プロマネの神髄は交渉力であって、ガントチャート作って進捗確認して
品質計画作って実績とのかい離をチェックして
問題が起きていたらリカバーする案を作るだけの事務職ではないと思ってます。
 
所詮筆記試験なのでプロマネとしての考え方
何をしないといけないのかということは学べますが
交渉力はやっぱり実践でやらないと磨けないので
今後、経験を積み精進していきたいと思います。
 
 

 

ITは成熟産業になったんだ

ITは成熟産業になった(なりつつある)んだという事実をもっと認識すべきだと思う。

 
特にこれまでドッグイヤーを過ごして技術革新が
KSF(CSF)だった時代を過ごした人たちは認識を改めるべきだと思う。
 
もはやKSF(CSF)は技術革新ではない、
他の産業のように営業力だったり保守網だったり、政治力なのかもしれない。
 
世界No1の技術を持っていても何の意味もない
その技術をどう料理して顧客に届けるかが必要になってくる。
 
もうすぐムーアの法則も限界になる(今度こそ本当に?)
そんな時代、これまでと考え方を変えられたものが勝つ!